ろくもんと暮らす前にこんな物語がありました。
子どもが学校帰りに子猫を連れてきました。
当時、中学生だった長女が帰宅時間になっても帰ってきません。
事故や事件に巻き込まれていないか心配になって妻が車で通学路を探しに行きました。
途中で子猫を抱いた長女とその友達数名を発見しました。
どうしたのか聞くと、長女の話はこうでした。
【学校に登校する途中に子猫4匹が道路に飛び出してきた。
その時は登校中だったので、子猫を安全な草むらに移動させ、
後ろ髪を引かれる思いで学校に向かった。
放課後、草むらに行くと、まだ子猫がいた。
4匹のうち3匹は、その場に居合わせた、先輩や同級生に
引き取られたが、1匹だけ残ってしまった。
そのままその場に置いてくるのはかわいそうでどうしようかと友達と相談していた。】と。
猫を飼った事がなく、扱い方もわからないのでとりあえず、
車のトランクにあった紙袋に子猫を入れて助手席の次女の膝の上に乗せ、
妻と次女は車、長女は自転車で家まで帰り
家にあった段ボールにタオルを敷き、プリン容器に水を入れて
動物病院へ連れて行くことにしたようです。
家では猫を飼う事は出来ないと思ったようでした。
なぜなら私には猫アレルギーがあったからです。
動物病院に向かう途中もずっと子猫は可愛い高い声で鳴き続けていました。
娘たちはおっかなびっくりしながらも、子猫に声をかけたりしていました。
動物病院に着き、「捨て猫を拾った。うちでは飼えないため引き取って欲しい」
と受付で伝えて待合室で待ちました。
診察室に呼ばれ、先生に事の成り行きを話すと
「だいたい生まれて1か月くらいやね。かわいいね。あなたの家では飼えませんか?」
と聞かれ、
「お父さんが猫アレルギーだから無理なんです。」
と娘たちはそう答えたそうです。
そうすると先生は、
「そうかー。ちょっとおいで」
と、妻と娘たちを別室に連れて行き、そこは8畳くらいの部屋で両サイドに棚があり
そこには何匹かの猫が1匹ずつケージに入っていました。
「ここにいる子たちは、みんな捨て猫で、飼ってくれる人がいないと保健所に連れていかれて
処分されてしまうんだよ。」
と教えて下さいました。
私たちがこの子猫を病院に置いて帰ればこの部屋に入れられ、もしかしたら処分されてしまうかもしれない………
たぶん妻や娘たちはそう思ったでしょう。
でも、お父ちゃんは猫アレルギーやし………
葛藤の末、やっぱり子猫を病院に置いてきました。
『家族会議』
私が帰宅すると、娘たちは今日の出来事を話しました。
数時間子猫と一緒にいた子どもたちは、情が沸いてしまい
特に長女は見るからにどんよりした雰囲気を醸し出していました。
罪悪感?もあったんでしょうね。
知り合いに飼ってくれないか聞いたり、妻のLINEのホーム画面に子猫の動画を貼り、
里親になってくれる人を募集するメッセージを載せたり
出来る限りの事はしていたようです。
『捨て猫を飼う事に』
そんな姿を見て、私は決心しました!!
よし!その子猫をうちで飼おう!!
子どもたちの顔がぱっと明るくなりました。
次の日動物病院に連絡をしてその旨を伝え、夕方に家族みんなで迎えに行きました。
猫を飼った事のない私たちに、先生は餌の量や回数、簡易湯たんぽの作り方(実際に作って下さいました)などを
丁寧に教えて下さいました。
しかも、ケージの用意が間に合わず、その帰りにワイヤーネットと結束バンドを買い込んで急いで作りました。
子猫は人恋しいのか、にゃーにゃーとよく鳴き、すり寄ってきました。
子どもたちは子猫に『みろく』という名前をつけました。
『みろくとの生活』
そして新しい家族『みろく』との生活が始まります。
今回は長くなってしまいましたので、次回に繋げます。
もう少しお付き合い下さい。
『次回!番外編2』
「みろくとの別れとろくもんとの出逢い」
お楽しみに!!
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