長野県東御市をご存知でしょうか。
東御市にある「農家民宿おみやど」さんで、いつもの「ホテルよりも旨い?!燻製ローストビーフ教室」と「ゼロから創る!無添加手作りベーコン教室」を開催しました。
見て下さい。古民家を改装してゲストハウスにされた「おみやど」さん
軒と縁側が立派な建物。
ここを人と人とが出会う場として、提供してくださっているのが宮下さん。
初対面で意気投合。講座前日に深夜2時まで飲み語りしてしまったのは受講生の皆さんにはナイショ。
午前10時〜、ロースト三昧(ビーフ、ベーコン、チキン)をいたしました。
いつもの講座と違い、男性陣の参加が多かったです。
東御市の男性は積極的?
皆さん、初めて見られる「ダンボールオーブン・ニュー釜」に、興味津々という感じで組み立てられます。
「こんなんでお肉が焼けるの?」とちょっと半信半疑だったかも。
炭1個、庫内100℃くらいの低温で炙り続けるのです。
たぶん、この感覚がやってみないと分からない、伝わらないでしょうね。
肉、というかタンパク質は、熱によって変性していきます。
焼くと白くなって、水と繊維とに分離します。
その結果、パサパサになっちゃうんよね。
パサパサにしないで肉の旨味をギュッと閉じ込めるのがロースト(炙り)調理。
またお肉が生焼けでは、お腹が痛くなっちゃいます。
とくに鶏肉に存在するカンピロバクターは、厄介なやつなんです。
こいつを死滅させなければなりません。
考え方は、2つ。
高温でやっつけるか、低温でやっつけるか。
これは牛乳の殺菌と同じ。
120℃で2秒殺菌の高温殺菌。
65℃で30分殺菌の低温殺菌。
もちろん低温で長時間殺菌のほうがタンパク質変性がなく、牛乳の旨味が残ります。
これと同じ理論が、お肉でも当てはまる。
ま、やってみて、食べてみないとこの大きな違いは分かりません。
違いが分かったら、「ホテルよりも旨い?!」という煽り文句にうなづいてもらえるでしょう(笑)
表面は白く茶色く、メイラード反応を起こして香ばしい状態。
うふふ、艶めかしいツヤとテリ。
皮はパリッと、中はモチモチしてジューシー。肉汁のかたまり。
塩だけで肉の旨味を堪能いただけます。
初めての会場、初めての人々。
でもあっという間に打ち解けた雰囲気にしてくださった、ご参加の皆様の優しさ。
この講師の笑顔が、そういうことでしょう(笑)
焼きあがったお肉は、アルミホイルに包んでお持ち帰り。
ご自宅で召し上がっていただきます。
いつもそうなんですが、美味しかったかは、講座の中では分かりません。
夕方6時くらいからのFacebookの投稿で結果が分かるんですね。
今回もたくさん美味しい写真のアップや、コメントで「良かった〜」とホッとするスタイル。
*お名前等はご迷惑かかるといけないのでモザイク処理させていただきました。
すごいご反響をいただいて、ただただ嬉しかったです!
東御市から3時間、家に帰って、Facebookで皆さんの有り難いコメントを読みながら、「行って良かったなぁ」とホッとするスタイルでした。
喜んでいただいて、嬉しかったです。
このご縁も、岐阜のK女史が何度もローストビーフ講座を幹事してくださって、Facebookで「皆さんの地域でも新田さんにお願いしてみたら?」と声がけくださった発信を、東御市のM女史が受信くださって、「やります!」と主催してくださいました。
すごい時代だなぁと思いますし、人と人とが繋がる現場ではやはり人の熱意や思いや愛情だと思います。
幹事なんて大変なことばっかりですよ。人集め、大変ですもの。
でもおそらくM女史は、地域愛とか地域発信とか公のお心で、私の講座を主催してくださったのだと感じています。
私はその心意気や東御市の人の暖かさに感銘し、感動し、大ファンになってしまいました。
東御市、絶対リピーターになります。宣伝マンになります(笑)
K女史、M女史、ほんとうに繋げていただいて有難うございました!
私自身も、お客様があんな風に喜んでいただけると、嬉しくてもっと何か伝えたいな、と思います。
なんといいますか、ローストビーフ教室、ベーコン教室は、私の想像を越えて、嬉しいご縁を生み出してくれています。
お声がかかれば、どこへでも?行かせて頂いて楽しい美味しい講座ができればなと思います。
お仲間同士、子供会、交流会などイベントでも。
良かったら、お声がけくださいませ。
追伸1
東御市に招いていただいたM女史とご主人のHP
ジャムがオススメです。
追伸2
農家民宿おみやど、アンテナ高い皆さん、ぜひ偵察に行って宿泊してみてください。
すごい場所ですよ。なにかが生まれる場所です。ヤバイです。
絶対、また行きます!